Web会議ツール比較10選|無料版の制限とおすすめの選び方

社内の打ち合わせ、取引先との商談、採用面接と、Web 会議はすっかり仕事の前提になりました。一方で、ツールの数は多く、無料でどこまで使えるのか、有料にすると何が変わるのかは製品ごとに大きく違います。「無料版で始めたら 40 分で切れてしまった」「取引先が使っているツールに合わせたら、社内の管理がばらばらになった」という声もよく聞きます。

この記事は、Web 会議ツールの導入や見直しを担当する情シス・総務・営業企画の方に向けて書いています。主要な Web 会議ツール 10 製品を比較し、無料プランの時間と人数の制限、有料プランの料金の目安、選ぶときに確認したい点を整理します。「Web 会議 無料 おすすめ」で探している方にも分かるよう、無料版と有料版の違いを独立した節で解説します。

料金と上限は、2026 年 10 月 20 日時点で各社の公式サイトに掲載されている内容だけを書いています。公式で確認できなかった値は「公式で確認できず」としています。

結論:目的別のおすすめ

  • Microsoft 365 を使っている会社:Microsoft Teams。会議・チャット・ファイル共有が同じ画面にまとまります
  • Google Workspace を使っている会社:Google Meet。カレンダーから会議を作り、ブラウザだけで参加できます
  • 社外との会議が多く、相手の環境に合わせたい:Zoom、Webex。取引先が使い慣れていることが多いツールです
  • チャットの延長で短く話したい:Slack ハドルミーティング、LINE WORKS、Chatwork。普段の連絡ツールの中で通話まで済みます
  • 無料で少人数の会議をすぐ始めたい:Google Meet の無料版、Whereby、Jitsi Meet。アカウントを持たない相手も招待しやすいツールです

Web会議ツールの選び方

無料プランの時間と人数の制限

無料プランの多くは、1 回の会議の長さか参加人数に上限があります。Zoom と Webex の無料プランは 1 回 40 分、Google Meet と Teams の無料版は 3 人以上の会議で 60 分が上限です。定例会議が 1 時間を超えるなら、最初から有料プランを前提に比べるほうが手戻りがありません。

最大参加人数

日常の会議は数人から十数人でも、全社会議や説明会では 100 人を超えることがあります。有料プランの上限は 100〜1,000 人と幅があります。年に数回だけ大人数で集まるなら、会議ツールの上限を上げるより、ウェビナーツールを別に用意するほうが合う場合もあります。

社外の人が参加しやすいか

取引先や応募者など社外の人を招待するなら、相手がアプリのインストールやアカウント登録なしで参加できるかを確認します。ブラウザから参加できるツールは、相手の会社のセキュリティ方針でアプリを入れられない場合にも使えます。

普段使っているツールとのつながり

カレンダー、チャット、ファイル共有と同じ製品群の Web 会議ツールを選ぶと、予定の作成から資料の共有までが 1 か所で済みます。Microsoft 365 なら Teams、Google Workspace なら Google Meet というように、すでに契約しているサービスに含まれていないかを最初に確認します。

録画・文字起こし・議事録

会議の内容を残したい場合は、録画の保存先と保存期間、文字起こしや AI の要約に対応しているかを確認します。無料プランでは録画ができない、またはクラウドに保存できない製品が多く、議事録づくりまで含めると有料プランや別のツールが必要になることがあります。

管理とセキュリティ

会社として導入するなら、管理者が利用者を一括で管理できるか、待機室やパスコードで参加者を制限できるか、利用状況のログを確認できるかを見ます。個人で無料版を使い始めると、こうした管理ができない状態で社外との会議が増えていきます。

Web会議ツール比較表

ツール名 無料プラン 有料プランの目安 有料の上限人数 特徴
Zoom あり/1 回 40 分・100 人 プロ $16.99/ユーザー/月(月払い) 100 人(ビジネスは 300 人) 社外との会議で使われる機会が多い
Microsoft Teams あり/1 回 60 分・100 人 Teams Essentials ¥599/ユーザー/月(年払い・税抜) 300 人 チャット・ファイル共有と一体
Google Meet あり/3 人以上は 60 分・100 人 Business Starter ¥800/ユーザー/月(税別) 100〜500 人(プランによる) ブラウザだけで参加できる
Webex あり/1 回 40 分・100 人 公式で確認できず(Enterprise は要問い合わせ) Enterprise は 1,000 人 大企業での導入が多い
Zoho Meeting あり/1 回 60 分・100 人 参加人数の枠で決まる(公式で確認できず) 10〜250 人の枠から選ぶ 参加人数の枠で契約する
Slack ハドルミーティング あり/1 対 1 のみ プロ ¥925/ユーザー/月(年払い) 50 人 チャットからすぐ通話できる
LINE WORKS あり/4 人・60 分まで スタンダード ¥450/ユーザー/月(年契約・税抜) 200 人 LINE に近い操作で使える
Chatwork あり/1 対 1 のみ スタンダード ¥700/ユーザー/月(年契約・税抜) 14 人 社外の人ともチャットでつながる
Whereby あり/4 人・30 分 Pro $10.99/ホスト/月(税別) 100 人(Business は 200 人) 固定の会議室 URL を使う
Jitsi Meet 無料 なし 公式で確認できず オープンソースで、無料で使える

※ Zoom と Whereby の料金は、確認した公式の料金ページの表示(米ドル)をそのまま掲載しています。

主要ツールの特徴

Zoom

社外との会議で使われることが多い Web 会議ツールです。参加者はリンクを開くだけで入れるため、取引先や応募者を招待する場面で、相手が迷いにくいのが強みです。無料のベーシックは 1 回 40 分・100 人まで。有料のプロは月払いで $16.99/ユーザー/月、一年分一括なら月あたり $14.16 で、会議は 30 時間まで開けます。ビジネスは月払い $21.99/ユーザー/月で、300 人まで参加できます。100 人を超える会議には、大規模ミーティングのアドオン(最大 1,000 人)も用意されています。社外との会議が中心の会社に向いています。

Microsoft Teams

Microsoft 365 に含まれる Web 会議・チャットのツールです。会議の予定は Outlook と、資料は SharePoint や OneDrive と連動し、会議中に共有したファイルもそのまま残ります。無料版は 1 回 60 分・100 人まで。会議だけを使いたい小規模な会社向けの Teams Essentials は年払いで月あたり ¥599/ユーザー(税抜)で、300 人・30 時間までの会議を開けます。Microsoft 365 E3 や E5 などのプランでは、参加できる人数が 1,000 人に増えます。すでに Microsoft 365 を契約している会社なら、追加の費用なしで使える場合が多くあります。

Google Meet

Google Workspace に含まれる Web 会議ツールです。参加者はアプリを入れずにブラウザから参加でき、Google カレンダーで予定を作ると会議のリンクが自動で付きます。個人の Google アカウントで使う無料版は、100 人まで参加でき、3 人以上の会議は 1 時間、1 対 1 は 24 時間が上限です。Google Workspace の料金はユーザーあたりの月額(税別)で、Business Starter が ¥800(100 人まで)、Business Standard が ¥1,600(150 人まで)、Business Plus が ¥2,500(500 人まで)です。Gmail やドライブと合わせて使う会社に向いています。

Webex

Cisco が提供する Web 会議ツールで、大企業や官公庁での導入が多い製品です。無料プランは 1 回 40 分・100 人まで使えます。有料プランの料金は、今回確認した日本の公式料金ページでは確認できませんでした。Enterprise プランは要問い合わせで、1,000 人まで参加できます。会議室のビデオ会議端末と組み合わせて使いたい会社や、管理やセキュリティの要件が厳しい会社で候補に挙がります。

Zoho Meeting

業務アプリ群の Zoho が提供する Web 会議ツールです。無料プランは 1 回 60 分・100 人まで。有料プランは Standard と Professional の 2 つで、参加人数の枠を 10 人から 250 人までの段階で選んで契約します。Standard でも 1 回 24 時間まで会議を開け、録画の保存容量はホストあたり 5 GB です。料金は公式ページで通貨と人数を選ぶと表示される形式で、今回は値を確認できませんでした。年払いは 15% 以上安くなると案内されています。Zoho の CRM などをすでに使っている会社に向いています。

Slack ハドルミーティング

チャットツールの Slack に含まれる音声・ビデオ通話の機能です。チャンネルや DM からワンクリックで通話を始められ、「ちょっと話したい」を会議の予約なしで済ませられます。無料プランでは 1 対 1 のみです。有料のプロは年払いで月あたり ¥925/ユーザー、月払いで ¥1,050/ユーザー。有料プランでは最大 50 人まで参加できます。社外の人を招待する正式な会議より、社内の短い相談に向いた機能です。

LINE WORKS

LINE に近い操作感で使えるビジネスチャットで、音声・ビデオ通話を含みます。無料プランは 30 人まで登録でき、グループ通話は 4 人まで、最大 60 分です。有料のスタンダードは年契約で ¥450/ユーザー/月、月契約で ¥540(いずれも税抜)。有料プランでは 200 人まで、時間の制限なしで通話できます。パソコンに向かわない現場の社員が多い会社で、連絡と通話を 1 つにまとめたい場合に向いています。

Chatwork

国内の中小企業で使われることの多いビジネスチャットで、ビデオ通話の機能があります。社外の人ともコンタクトを交換してチャットでつながれるのが特徴です。無料プランの通話は 1 対 1 のみ。有料のスタンダードは年契約で ¥700/ユーザー/月、月契約で ¥840(税抜)で、通話は 14 人まで参加できます。大人数の会議より、取引先との少人数のやりとりを通話まで含めて 1 か所にまとめたい場合に向いています。

Whereby

ブラウザで開く固定の会議室 URL を使う Web 会議ツールです。参加者はアプリもアカウントも不要で、URL を開くだけで入れます。無料プランは会議室 1 つ、4 人まで、30 分まで。有料の Pro は $10.99/ホスト/月(税別)で 100 人まで、Business は 3 ホストからで $13.99/ホスト/月、200 人まで参加できます。年払いにすると 17% 安くなります。少人数の面談や相談を、毎回同じ URL で受けたい人に向いています。

Jitsi Meet

オープンソースの Web 会議ソフトで、公式サイトの meet.jit.si から無料で使えます。参加者はブラウザで URL を開くだけで参加できます。2023 年 8 月からは、会議室を作る人は Google・GitHub・Facebook のいずれかのアカウントでサインインが必要になりました。参加人数の上限は公式で確認できませんでした。費用をかけずに試したい場合や、自社のサーバーに立てて使いたい技術部門に向いています。会社として使う場合は、管理機能やサポートが無いことに注意が必要です。

無料のWeb会議ツールと有料版の違い

会議の長さと人数

無料版と有料版でいちばん大きく違うのは、1 回の会議の長さと参加人数です。今回比べた中では、無料版の時間の上限は 30〜60 分が中心で、人数は 4 人から 100 人までと幅があります。有料版にすると、Zoom や Teams では 30 時間まで、LINE WORKS では時間の制限なしになります。

録画と議事録

録画をクラウドに保存する機能や、文字起こし・AI の要約は、有料プランに含まれることが多い機能です。会議の記録を残して共有する運用を考えているなら、無料版で始めても早い段階で有料版への切り替えが必要になります。

管理機能

有料版では、管理者が利用者を一括で追加・削除したり、会議の設定を会社として統一したりできます。無料版を社員が個人のアカウントで使っていると、退職した人のアカウントに会議の録画が残る、社外への共有を会社が把握できない、といった問題が起きやすくなります。

無料版が向いている使い方

無料版は、1 対 1 の面談や 30 分程度の打ち合わせ、ツールを本格導入する前の試用には十分です。ただし、会社として社外との会議に使うなら、管理と記録の面から有料版を前提に検討することをおすすめします。

Samurai App という選択肢

Samurai App のミーティングは、AI 議事録と字幕・翻訳が付くビデオ会議です。話している間に、議題・決定・アクションアイテムが画面の横に整理されていきます。会議が終わると議事録と文字起こしが残り、対面の会議の録音や、社外の人の参加にも対応しています。

料金は 1 人あたりではなく、会社に 1 本の基本料と、使用量に応じたクレジットの組み合わせです。招待する人数が増えても基本料は変わりません。無料トライアルはクレジットカードなしで始められます。

Web 会議ツールに加えて、議事録づくりまで 1 つにまとめたい場合の選択肢の 1 つとしてご覧ください。

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よくある質問

無料で時間制限なく使える Web 会議ツールはありますか?

1 対 1 であれば、Google Meet の無料版は 24 時間まで使えます。3 人以上の会議では、今回比べた主要なツールの無料版はどれも 30〜60 分程度の上限があります。長い会議を日常的に開くなら、有料プランを検討するのが現実的です。

社外の人がアカウントを持っていなくても会議に招待できますか?

多くのツールで招待できます。Zoom、Google Meet、Whereby などは、リンクを開くだけで参加できます。ただし、主催者側の設定や相手の会社のセキュリティ方針によっては、アプリのインストールやサインインを求められることがあります。

100 人を超える会議を開くにはどうすればよいですか?

Teams の Essentials や Microsoft 365 Business 系のプランは 300 人まで、Google Workspace の Business Plus は 500 人まで参加できます。それ以上の人数や、視聴が中心の説明会であれば、ウェビナーツールを使うほうが運営しやすくなります。

複数の Web 会議ツールを併用してもよいですか?

社内は Teams、社外は相手に合わせて Zoom というように、併用している会社は少なくありません。ただし、録画や議事録の置き場所がツールごとに分かれやすいため、記録をどこに集めるかを先に決めておくと管理しやすくなります。

出典

料金と仕様は 2026 年 10 月 20 日時点で各社の公式サイトで確認したものです。最新の情報は各社のサイトでご確認ください。

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