ウェビナーツール比較11選|無料と有料の違いと選び方【2026年版】

ウェビナーツールには、会議ツールの延長で使えるもの、大人数の配信に特化したもの、集客や商談につなげるマーケティング向けのものと、性格の違う製品が並んでいます。そのため、ウェビナーツールを比較しようとすると迷いやすくなります。料金も、主催者 1 人あたりの月額、参加人数の枠、開催時間の枠、個別見積もりと、決まり方が製品ごとに違います。

この記事は、社内説明会や顧客向けセミナーの開催を任された情シス・総務・営業企画・マーケティングの方に向けて書いています。主要なウェビナーツール 11 製品を、無料で使える範囲、有料プランの料金の目安、最大参加人数で比較します。「ウェビナーツール 無料」「ウェビナーツール 有料」で探している方のために、無料と有料で何が変わるのかを独立した節で解説します。

料金と上限は、2026 年 10 月 20 日時点で各社の公式サイトに掲載されている内容だけを書いています。公式で確認できなかった値は「公式で確認できず」、見積もりが必要なものは「要問い合わせ」としています。

結論:目的別のおすすめ

  • まずは無料で小さく試したい:Zoom・Google Meet・Webex の無料プラン、YouTube Live。100 人程度までの短い説明会なら始められます
  • 社内の全社説明会を開きたい:Microsoft Teams のイベント(タウンホール)、Google Meet のライブストリーミング。社内のアカウントで視聴できます
  • 社外向けセミナーを定期的に開きたい:Zoom Webinars、Webex Webinars、Livestorm。登録や Q&A、アンケートまで 1 つでまとまります
  • 集客から商談化まで管理したい:ネクプロ。申し込みページから顧客分析、Salesforce との連携まで 1 つで扱えます
  • 大規模な配信を任せたい:V-CUBE セミナー。スタジオや配信スタッフを含めて依頼できます

ウェビナーツールの選び方

最大参加人数と料金の決まり方

ウェビナーツールの料金は、参加できる人数の枠で決まる製品が多くあります。Zoom Webinars や Adobe Connect は人数の枠を上げると料金も上がり、Livestorm は参加者 1 人あたりの料金、Cocripo は月の開催時間の枠で決まります。想定する参加人数と開催の頻度を先に決めてから比べると、候補を絞りやすくなります。

参加者の入りやすさ

社外の人を集めるウェビナーでは、参加者がアプリを入れずにブラウザから視聴できるかが大切です。視聴にアカウント登録やサインインが必要なツールだと、当日に入れない人が出やすくなります。参加の手順は、主催者の画面だけでなく参加者の画面でも試しておくと安心です。

事前登録と参加者情報の扱い

集客が目的なら、申し込みフォームで氏名や会社名を集められるか、そのデータを CRM や MA に連携できるかを確認します。一方で、社内向けや気軽な説明会では、事前登録がないほうが参加の手間が減ります。目的によって、必要な機能は逆になります。

質疑応答・アンケート・アーカイブ

Q&A、投票、終了後のアンケートは、参加者の反応をつかむための機能です。録画をアーカイブとして公開できるか、録画を予定した時刻に流す「疑似ライブ」に対応しているかも確認します。同じ内容を繰り返し開くなら、疑似ライブで登壇者の負担を減らせます。

配信の安定性とサポート

顧客向けの大事なセミナーでは、配信が途中で止まらないことが何より大切です。有料プランでは、問い合わせ窓口や配信の立ち会いなどのサポートが受けられる製品があります。社内に配信の経験者がいない場合は、サポートの内容まで含めて比べます。

社内のツールとの組み合わせ

すでに Microsoft 365 や Google Workspace を契約しているなら、その中のウェビナー機能で足りるかを先に確認します。ただし、上位のプランでしか使えない機能もあるため、契約中のプランで何ができるかも見ておきます。

ウェビナーツール比較表

ツール名 無料プラン 有料プランの目安 上限人数 特徴
Zoom Webinars なし(会議の無料プランは 40 分・100 人) Webinars $89/月(月払い)/$66.67/月(年払い) 枠により最大 100,000 人 会議と同じ操作で開ける
Microsoft Teams(イベント) なし(無料版は会議のみ) 公式で確認できず 双方向 1,000 人/視聴のみ 10,000 人 Microsoft 365 と一体
Webex Webinars 公式で確認できず(会議の無料プランは 40 分・100 人) 要問い合わせ 100,000 人 1 回 24 時間まで開ける
Google Meet(ライブストリーミング) なし(無料版は会議のみ) Enterprise 系のプランで利用 社内視聴 10,000〜100,000 人 Business 系のプランは対象外
YouTube Live 料金の記載なし(チャンネルの確認が必要) なし 公式で確認できず 一般公開の配信に向く
Livestorm 公式で確認できず Pro €2.50/参加者(年間のパック) ライブ 3,000 人 ブラウザだけで完結
Adobe Connect 無料体験あり Standard $190/ホスト/年 100 人(Enterprise は 300 人) 画面の配置を作り込める
V-CUBE セミナー なし 要問い合わせ(スタジオ込みの例 50 万円〜) 同時接続 最大 26,000 箇所 配信の運営まで依頼できる
Cocripo 初月無料 ビジネス 30,000 円/月(税抜) 100 人(エンタープライズは 300 人) 月の開催時間で契約する
ネクプロ 30 日間の無料トライアル 要問い合わせ 公式で確認できず 集客と顧客分析が中心
EventHub なし 要問い合わせ 公式で確認できず オンラインと会場のイベントを管理

※ Zoom・Livestorm・Adobe Connect の料金は、確認した公式の料金ページの表示(米ドル・ユーロ)をそのまま掲載しています。

主要ツールの特徴

Zoom Webinars

Zoom の会議と同じ操作で開けるウェビナー製品です。登壇者と視聴者の役割が分かれ、視聴者の映像や音声は出ないため、大人数でも進行が乱れにくくなります。料金は、Webinars が月払いで月額 $89、年払いで月あたり $66.67。上位の Webinars Plus は月払い $99、年払いで月あたり $82.50 です。料金は参加者の枠によって変わり、枠は最大 100,000 人まで用意されています。社内ですでに Zoom を使っていて、社外向けのセミナーも開きたい会社に向いています。

Microsoft Teams(イベント・タウンホール)

Microsoft 365 の Teams で開けるイベント機能です。登録や Q&A に対応しており、Teams Enterprise では双方向のやりとりができるイベントを 1,000 人まで、視聴だけなら Q&A 付きで 10,000 人まで開けます。追加ライセンスを使うと 100,000 人まで広げられます。なお、以前の「ライブイベント」は 2026 年 6 月 30 日で提供を終了しています。イベント機能のプランごとの料金は、今回は公式で確認できませんでした。全社説明会を社内のアカウントで開きたい会社に向いています。

Webex Webinars

Cisco の Webex のウェビナー製品で、最大 100,000 人まで参加でき、1 回 24 時間まで開けます。ウェビナーの開催回数に上限はありません。料金はカスタム価格で、要問い合わせです。会議用の Webex には無料プラン(1 回 40 分・100 人まで)がありますが、ウェビナー製品の無料プランの条件は公式で確認できませんでした。大企業や、Webex をすでに会議で使っている会社で候補に挙がります。

Google Meet(ライブストリーミング)

Google Workspace の Meet で、会議を社内の多数の人へ配信する機能です。対象は Enterprise 系などの一部のエディションで、Business Starter・Standard・Plus では使えません。社内や信頼できるドメインの視聴者の上限は、Enterprise Standard で 10,000 人、Enterprise Plus で 100,000 人です。Google Workspace の Enterprise プランを契約している会社が、全社向けの配信に使う場面に向いています。

YouTube Live

YouTube のチャンネルから配信する機能です。チャンネルの確認(電話番号での認証)を済ませ、過去 90 日に配信の制限を受けていないことが条件で、初回の配信は有効になるまで最大 24 時間かかることがあります。スマートフォンからの配信には登録者 50 人以上が必要です。料金や視聴者数の上限は、今回確認した公式のヘルプには書かれていませんでした。誰でも見られる公開の配信に向き、参加者の情報を集める用途には向きません。

Livestorm

ブラウザだけで主催も視聴もできるウェビナーツールです。料金は主催者の人数ではなく参加者の数で決まり、Pro プランは参加者 1 人あたり €2.50 を年間のパックで購入する形です。1 回のセッションは 4 時間まで、ライブの参加者は 1 イベント 3,000 人までで、イベントの開催数に上限はありません。Enterprise は個別の見積もりで、1 回 12 時間まで開けます。無料プランの有無は公式で確認できませんでした。年間の参加者数が見込める会社に向いています。

Adobe Connect

ウェビナーの画面の配置を細かく作り込めるツールです。料金はホスト 1 人あたりの年額で、Standard が $190(100 人まで)、Premium が $290(100 人まで)、Enterprise が $390(300 人まで)です。ウェビナー向けの機能をまとめた Webinar Pro Pack は、Standard では年 $600 の追加、Premium 以上では標準で含まれます。参加人数の枠は 500 人・1,000 人・1,500 人へ追加料金で広げられます。研修や講義のように、資料・投票・チャットを並べて進めたい場合に向いています。

V-CUBE セミナー

ブイキューブのウェビナー配信サービスで、同時接続は最大 26,000 箇所まで対応しています。配信の仕組みだけでなく、スタジオ・機材・スタッフを含めて依頼でき、その場合の料金の例として「50 万円〜」が示されています。正確な料金は要問い合わせです。株主総会や大規模な社外イベントなど、失敗できない配信を運営ごと任せたい会社に向いています。

Cocripo

国内のウェビナーツールで、月に使える開催時間の枠で契約するのが特徴です。ビジネスプランは月額 30,000 円(税抜)で月 10 時間・100 人まで、エンタープライズプランは月額 70,000 円(税抜)で月 20 時間・300 人まで使えます。時間が足りないときは、1 時間 3,000 円(税抜)で 5 時間単位から追加できます。主催者と共同主催者は人数に数えません。初月は無料で使えます。月に数回のセミナーを決まった規模で開く会社に向いています。

ネクプロ

ウェビナーを集客と商談につなげるためのマーケティング向けの製品です。ライブ配信、疑似ライブ、オンデマンド配信に対応し、申し込みページ、流入元の計測、アンケート、ステップメールまで 1 つでまとまります。Salesforce や Pardot との連携や、顧客ごとの分析もできます。料金は資料請求か問い合わせで、30 日間の無料トライアルがあります。BtoB のマーケティング部門が、ウェビナーを継続的な集客の手段にしたい場合に向いています。

EventHub

オンラインのウェビナーと会場でのイベントを管理できるイベントプラットフォームです。料金やプランの名前は公式サイトに掲載されておらず、問い合わせのフォームから確認する形です。自社主催のカンファレンスや、オンラインと会場を組み合わせたイベントを開く会社に向いています。

無料のウェビナーツールと有料ツールの違い

時間と人数の上限

無料で使えるのは、多くの場合ウェビナー専用の製品ではなく、会議ツールの無料プランです。Zoom と Webex は 1 回 40 分・100 人、Google Meet の無料版は 3 人以上で 60 分・100 人が上限です。1 時間のセミナーや 100 人を超える説明会を開くなら、有料のウェビナー製品が必要になります。

登壇者と視聴者の役割の分け方

会議ツールでは、参加者の全員が発言や画面共有をできる設定が基本です。ウェビナー製品では、登壇者と視聴者の役割が分かれ、視聴者の映像や音声は出ません。社外の人が大勢集まる場で、誤って音声が流れるといった事故を防げます。

集客と参加者の管理

有料のウェビナー製品の多くは、申し込みフォーム、リマインドのメール、参加者の一覧、終了後のアンケートに対応しています。無料の会議ツールでこれを行うと、申し込みは別のフォーム、案内はメール、集計は表計算ソフトと、作業が分かれます。

録画・アーカイブとサポート

録画をアーカイブとして公開する、録画を疑似ライブとして流す、視聴の記録を分析する、といった機能は有料の製品に多くあります。配信のトラブルに備えた問い合わせ窓口や運営の支援も、有料の製品で受けられることが多くあります。

無料ツールで十分な場面

社内の 30 分程度の説明会や、数十人規模の小さな勉強会なら、会議ツールの無料プランでも開けます。社外向けのセミナーを定期的に開く、参加者の情報を営業に活かす、という段階になったら、有料のウェビナー製品を検討する時期です。

Samurai App という選択肢

Samurai App では、ミーティングの種類として「ウェビナー」を選ぶと、そのまま配信を始められます。視聴者はリンクを開いて名前を入れるだけで、サインインなしで最大 3,000 人まで同時に視聴できます。質問は「いいね」の順に並び、AI が話題ごとにまとめて未回答の質問を最大 5 件示します。

終了後は録画をアーカイブとして公開したり、疑似ライブとして流したりできます。アンケートは最大 20 問で、回答は CSV で書き出せます。アーカイブ・疑似ライブ・開始前の動画にはクレジットを使いません。事前登録のフォームはないため、連絡先が必要なら終了後のアンケートで尋ねる形になります。

ウェビナーの機能を見る

よくある質問

無料でウェビナーを開くことはできますか?

できます。Zoom・Webex の無料プランは 1 回 40 分・100 人まで、Google Meet の無料版は 3 人以上で 60 分・100 人まで使えます。ただし、登壇者と視聴者の役割分け、申し込みフォーム、アーカイブの公開といったウェビナー向けの機能は、多くの場合有料の製品で使えます。

ウェビナーツールと Web 会議ツールの違いは何ですか?

Web 会議ツールは参加者の全員が話し合うための製品で、ウェビナーツールは少数の登壇者が多数の視聴者へ配信するための製品です。ウェビナーツールは参加人数の上限が大きく、Q&A・投票・アンケート・参加者の管理といった機能を備えています。

参加者が数千人規模になる場合はどれを選べばよいですか?

Zoom Webinars・Webex Webinars は最大 100,000 人、V-CUBE セミナーは同時接続 26,000 箇所、Livestorm はライブで 3,000 人まで対応しています。社内向けであれば、Microsoft Teams のイベントや Google Meet のライブストリーミングも候補です。人数の枠で料金が変わる製品が多いため、見積もりで確認します。

録画を後から配信できますか?

多くのウェビナーツールで、録画をアーカイブとして公開できます。ネクプロのように、録画を予定した時刻に流す疑似ライブに対応した製品もあります。同じ内容を繰り返し開く場合は、疑似ライブに対応しているかを確認しておくと運用が楽になります。

出典

料金と仕様は 2026 年 10 月 20 日時点で各社の公式サイトで確認したものです。最新の情報は各社のサイトでご確認ください。

関連する機能ウェビナーツール|サインイン不要で最大 3,000 人が視聴Samurai App のウェビナーは、会議と同じ画面から配信できるウェビナーツールです。視聴者はリンクを開いて名前を入れるだけ。最大 3,000 人の同時視聴、質問の AI まとめ、アンケート、アーカイブ公開に対応します。

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